2020年 2月 ブログを再開することにしました。チャイルドケアが20年経ち、「チャイルドケア共育協会」が立ち上がりスタートしたことを機に、もう一度私なりのチャイルドケアのことを綴っていこうと思います。
2000年の「チャイルドケアホームワーク講座」のテキストは、2020年のWEB講座では、テキストではなく【バイブル】としています。
ちょっと厳かな感じになってしまい、お恥ずかしい限りですが、実は、協会になるにあたり、通信講座からWEB講座に移行することになりました。
そのため、テキストはそれに合わせて作り直す必要がでてきました。
この時点で旧テキストはいらなくなるはずでした。
でも、この旧テキスト。思い入れがたくさんあります。
内容ももちろんですが、20年前に講座でありながら、
ハウツーやノウハウのテキストにはしなかったという斬新なものでした。答えも提示していません。
何よりもイラストの可愛さは、テキストっぽくはなかったと思います。
私が通信講座を開講するにあたり、テキストに込めたものがいくつかあります。
・ファイルでくくった味気ないものにはしたくない→本のような体裁になりました。
・イラストをふんだんに使いたい→温かみのあるイラストをたくさんいれました。
・リビングに置いても違和感のない作りにしたい→絵本のようなイメージにしました。
・子どもがペラペラとページをめくっても、何となく絵で感じ取ることができるもの
その理由は
・子育て中のママが学ぶものであれば、まず肩の力を抜くことが何よりも子育てや生活には大事だったから。真面目に眉間にしわ寄せて学ぶのはナンセンスだと思ったわけです。
・上記に通じますが、子育てをするために知識よりも重要なのは「穏やかな心」。
ここをとりもどすだけで、子育ての不安や焦りに対して客観視できるようになるはずなんです。
・それと子育て不安に多いのは「正解」を求めがちなこと。これがそもそも間違い。
いろいろな子どもがいて、いろいろなママがいて、いろいろな環境があって、全部正解。
だから子育てに大事なのは、知識やノウハウよりも、自分の子育てを見つけることが必要だったからです。
・そして、ママだけではなく子どもも「自分が大事にされている」ことがテキストを通して
感じられるもの。子ども目線も大事にしているテキストなんです。
そんな思いを凝縮して旧テキストは作っています。
だから講座を受けられた方からの課題にコメントで返すときも
答えを提案するわけではなく、
「行間を読んでください」「余白に答えがあります」などと
ちょっとおかしな返信をしていました。
今思えば・・・・斬新すぎる講座です。
まさか・・・・・20年続くとは・・・・・と。
実はあまりにも斬新すぎる提案だったので、需要が続くか心配でした(笑)
受講された方は ちゃんと「行間」「余白」にある思いを感じ取って学んでくださったんですね。
そんな旧テキストなので、やっぱり「行間」「余白」に学びがあります。
やっぱり、チャイルドケアには、この旧テキストあっての「今」なんです。
そこに改めて気づき、本部スタッフとこの旧テキストを残すことにしました。
そして、初心を忘れずに、たくさんのママたちと感じた「行間」と「余白」にあった愛を
引き続き受け継いでいただくために「バイブル」とすることにしたのです。
旧テキスト&バイブル
ここから始まり、そして、またここからスタートです。
※バイブルは、旧テキストの内容を圧縮したものになっています。全く同じものではありません。